2013-07-19

un accidente en el camino @Arequipa, Perú




やはり昨夜のバスの奇妙な進み方は勘違いじゃなかったようで

予定じゃ早朝4時に目的地に着くはずだったのに、辺りが明るくなってもまだ路上

しかも動いてない

いや、動いちゃ止まり、動いちゃ止まりを繰り返してる

すぐ前にもバスがおる

「nieve」って言葉が聞こえてきた

尿意をもよおして下に行くと出入り口のドアが開いてて、外に出てみると一面の雪、なるほど

道路、完全に凍っとる、なるほど

標高は・・・4,000m越え・・・なるほどなるほど、これ完全にアウトやん

まぁ、気長に待つしかないか、とバスに戻ると、次第にバスが走り出す

おいおい、こんなにスピード出して大丈夫かよ、と不安を抱えつつ有事に備える

急に減速

おれらのバスとその前のバスが、対向車線にはみ出してかろうじて止まってるのがフロントガラスからうかがえる

そらそやろ、飛ばしすぎや

次の瞬間、ありえない光景、すぐ右側をピューンとバス通過・・・ん?そんなに道幅あったか!?

そのまた次の瞬間、おれは自分の乗ったバスが急発進したかと思った

でもそのまたまた次の瞬間、後ろから追突されたんだと分かった

あれあれあれ、バスが道の脇の斜面に落とされる

悲鳴に次ぐ悲鳴、赤ちゃんを抱きかかえた若いお母さんは泣いとる

斜面の途中で止まった

プチパニック状態のみんながぞろぞろバスを降りていく、なかには鼻血出してる人も

追突したバスもそこまでスピード出してたわけじゃなさそうだ

でも、降りて見てみたら運転席がぼっこりへこんどる

運転手、ケガしてるっぽい

さっきのピューンバス、かろうじて斜面にしがみついとる、横転すれすれ

さーて、この雪景色の中、どうするか

なんともうまいタイミングで、追突の衝撃で便意をもよおしたようで

バスは斜めに止まっててあわよくばとトイレに向かうもさすがにこんな斜めじゃ踏ん張れんし、さすがにこの雪一面さらに道路にはバスとトラックが渋滞で止まっとるからその辺でもしがたい

ここでファインプレー、渋滞で立ち往生してる他のバスを物色し、よさそうなやつのトイレを拝借、ここにきてこの数日では一番の快便

などと油断をかましてたけど、さてどうしようかと本気で考え始めたてころに、捨てる神あれば拾う神あり、近くに止まってたバスのおっちゃんが「席空いてるから乗れ乗れ」と

助かった

ただ、この後もすんなりとは行かず、ところどころで事故渋滞

さらにはタイヤ交換と、なかなか時間を取られる

そうして目的地のアレキパに着いたのは昼の12時

なんともあったかい、いやむしろ暑いくらいじゃないかよ

どうやらバスにケガ人が乗ってたみたいで、病院の前に着いたらば報道陣たちがゾロゾロと駆け寄ってきよる

やはり、めずらしいことだったみたいで

あー疲れた



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